基本的なことを5つにまとめました。 1.一番大切なことは体重のコントロールです。自分の体重で適性であるかどうかもう一度確認してみてください。(標準体重の計算の仕方は『糖尿病-Q1』にあります。 参考にして下さい。)
2.コレステロールを多く含む食品、例えば卵黄、魚卵、レバーなどの食品を食べ過ぎ ないようにします。しかし、卵は良質なたんぱく質を含む栄養価の高い食品なので 、1日に半分〜1個は食べるようにします。
3.動物性脂肪(牛肉や豚肉の脂身、鶏肉の皮、バター)など飽和脂肪酸を多く含む食 品は極力控えます。
4.食物繊維を多く摂取します。
5.洋菓子の取りすぎに注意します。
要点を6つにまとめました。
1.体重のコントロールをします。自分の体重が適性であるかもう一度確認してみてく ださい。(標準体重の計算の仕方は『糖尿病-Q1』にあります。参考にして下さい 。)
2.食事中の砂糖の量を控えます。1日10gまでに。
3.砂糖やブドウ糖、果糖がたくさん使ってある菓子やジュースはやめましょう。
4.果物も1日100gまでにしましょう。(目安量:りんご小半分、みかん小3つ)
5.夕食偏重の食事をやめ、夕食はできるだけヘルシーに。
6.アルコールの量も控えめにしましょう。
アルコールが原因で中性脂肪が高くなった場合は、アルコールを制限しなければなりません。
特に中性脂肪が1000mg/dlを越えるような方は禁酒にしましょう。 酒の種類でウイスキーなどの蒸留酒ならいいのではと思われているかもしれませんが、アルコールが原因の場合はエチルアルコールが肝臓に作用して高くなるので、種類によって飲んでいいのではと思うのは間違いです。
どんな種類であれ自分に合った量を見つけましょう。
サラダオイルや魚に多く含まれる多価不飽和脂肪酸の酸化を抑え、酸化生成分の過酸化脂質による動脈硬化や老化の促進を制御するために抗酸化作用のあるビタミンや抗酸化物質を含む食品を摂るとよいと言われています。
抗酸化作用のあるビタミンにはビタミンE、ビタミンC、β-カロチンがあります。ビタミンEは脂溶性ビタミンであり、かぼちゃ、アボガド、アーモンドに多く含れ、ビタミンCは野菜や果物に多く含まれます。β-カロチンは緑黄色野菜に多く含まれます。しかし吸収率が悪いので吸収率をよくするために油を一緒に使って調理することをおすすめします。
その他に緑茶にはカテキン、ゴマにはセサミン、大豆にはイソフラボン、トマトにはリコピン、ウーロン茶やワインにはポリフェノール類など、食品にもいろいろ含まれています。しかし、抗酸化成分を多くとらなくてはいけないからとひとつの食品を多量に摂るのは禁物です。自分の体に合った食べ方をしましょう。
食物繊維には動脈硬化予防や高血圧予防、血糖値上昇抑制などに効果がある水溶性のものと便秘や大腸ガン予防に効果のある不溶性の2種類に分けられます。
高脂血症の方は果物、きのこ、こんにゃく、海草に多く含まれる水溶性の食物繊維を意識してとることをおすすめします。 但し、調理上で油や砂糖を多く使ってしまったら効果は半減です。 また果物がよいからといってたくさん食べてしまったら逆効果になるのでくれぐれも量には気を付けてください。