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ご存じのように花粉症はこの季節、おもにスギ花粉によるアレルギー症状です。
アレルギー症状のコントロールには多様な治療の中から個々の患者さんにもっとも適した治療を探し出し、その処方を継続することが大切です。
本来、アレルギー性疾患は対症療法、予防療法および根本療法の三者一体のコンビネーション治療により、より確実な効果が期待されます。
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症状を抑える治療です
(効果はすぐ現れますが一過性です)
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アレルギー症状を起こす原因となる化学物質の産生を抑えあるいは化学物質の働きを抑える治療です。(内服が主体です)
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アレルギー体質を根本から改善する治療です。 特異的減感作療法と変調療法があります。
(注射療法が主体です) |
(対症、予防療法についてはバックbP花粉をご覧下さい。) |
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この中で今回は治療法の1つである変調療法についてご紹介します。
変調療法とは
疾患に罹りやすい体質や難治性で回復を困難にしている体質を長期間かけて改善する治療法です。
この治療法には、ヒスタミン加γ−グロブリン療法、金療法、ワクチン療法、漢方薬などがあります。
もっとも行われているヒスタミン加γ−グロブリン療法についてご紹介します。
この療法は、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、アレルギー性皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、慢性湿疹)、気管支喘息に用いられます。
【治療方法】
成人では1週間に1〜2回、小児では週1回の間隔で計6回注射を1クールとします。
それで十分な効果のあらわれない場合には更に1クールの注射を行ないます。
また、いったんあらわれた効果を維持するためには3〜4ヶ月ごとに1回の注射を反復します。
症状をすぐに止める療法ではないので効果は3〜4週目から現れます。
この療法の利点としては体質から変えることによってアレルギー症状が難治化、慢性化することがなくなります。
花粉症、アトピー性皮膚炎等の疾患でお困りの方は当院にご相談下さい。 |
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花粉情報(愛知県衛生研究所)
http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/
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