NO.4 インフルエンザ予防接種の予約を始めました
インフルエンザは毎年11月下旬から12月上旬に発生し、翌年の1〜3月にピークを迎えます。そして4〜5月には減少をたどるというパターンで流行します。

なぜ?この時期に予約が必要なのでしょうか。

インフルエンザワクチンは毎年、WHO(世界保健機構)の情報と国内の流行情報に基づいて製造されます。製造には製造開始から出荷までに5〜6ヶ月必要とされています。従って一定量を製造するとそのシーズンの追加製造は出来ないことになります。
そこで、10月接種に向けて必要量を確保する必要性から今の時期から接種の予約をお願いしております。
インフルエンザについて
ご存じのようにインフルエンザはインフルエンザウィルスによって起こる経気道感染症です。A型、B型、C型があり年によって流行はことなりますが、主としてA香港型、Aソ連型、B型のいずれかが流行します。症状はどの型もほとんど同じです。軽症の場合は「かぜ」と症状のうえで判断はつきにくいのですが、高熱・倦怠感・筋肉関節の痛みを伴う全身症状の強い疾患です。また、合併症を起こしやすく、時には入院が必要となり、肺炎や脳炎などにより死に至ることもあります。特に高齢者は肺炎・小児は熱性痙攣の併発や脳炎・脳症の重症合併症に注意が必要です。
症状
感染から1〜3日の潜伏期間の後、発熱・頭痛・倦怠感・筋肉の痛み・関節痛などが突然現れます。普段「かぜ」をひかない大人でも高熱がでます。咳、鼻水などの上気道炎症状がこれに続き軽快するのに、通常1週間ほどかかります。「かぜ」よりも全身症状が強いのが特徴です。感染力が強く、家中の人が感染する危険性が高まります。
予防接種
予防接種のワクチンは前記のように、毎年その年の流行を予想して決定されます。

今年は、
A/ニューカレドニア/20/90
  A/パナマ/2007/99
  B/ヨハネスバーク/5/99

という、A型株B型株で製造されています。
予防接種をするとインフルエンザに感染しても軽症で済む場合が多く、当院では10月初旬から接種を開始する予定です。

※接種の予約などくわしいことは当院受付までお問い合わせください。

●次回の特集はED(Erectile Dysfunction)についてです。