rheumatoid arthritis(RA)

 
 関節を包む滑膜の炎ではじまり、症状の悪化と軽減を繰り返し、軟骨や骨が破壊される非化膿性の多発性関節炎


■原 因 リウマチの原因は不明な点が多いが、ある種のウィルスの感染であるということが考えられる。
■症 状 関節の痛み・腫脹(はれ)・運動制限・朝のこわばり。
徐々に進行して変形・強直をきたし機能障害も強くなる。
■発 症 20〜40歳代の女性に多い。
■部 位 特に手指・手・膝・足・足指・肘の関節
■検 査
正常値 RAテスト ・・・・・・ 陰性
  RAHAテスト ・・・・・・ 1:8 以下

※血清中にリウマチ因子とよばれる自己抗体があり、自己のIgG(慢性感染症防御作用)との反応をもっている。

■診断基準

1.1時間以上の朝のこわばりが6週間以上
2.3関節以上の腫れが6週間以上
3.手関節・中手指節関節・近位指節間関節の腫れが6週以上
4.左右の同じ腫れ
5.定型的なレントゲン像
6.皮下に結節
7.リウマイド因子の陽性
■治 療 薬物投与で炎症を抑え、関節の変形予防。日常生活動作訓練。

▲症状の進行により骨・関節
  軟骨が侵食され変形
  ※完全な安静を保つと可動域が狭くなる。
   節の低下がおこり関節の病変が著しく進行

 

 ◎ 自己でのリハビリ ◎
<肘>                                    <手首>
<指>

◎ 院内でのリハビリ ◎

温熱療法・超低温療法などにより、疼痛を緩和しその間にPtとの運動療法を行います。


参考文献

「病気の地図帳」講談社
  「今日の治療と看護」南江堂