突然の呼吸・心臓停止には、現場に居合わせた方の迅速な処置がとても重要です。
119番通報・心肺蘇生(気道確保・人工呼吸・心臓マッサージ)を行うことは皆さんご存知の通り。
みなさん「AED」をご存知ですか?
■ 「AED」とは
(Autmated External Detibrillator:自動体外式除細動器) |
コンピュータを利用した医療機器、傷病者の心電図を自動解析し、電気的除細動が必要な場合に電気ショックを行う機器。救助者に音声で除細動の手順を教えてくれる。
AEDは、今まで医療従事者しか使用できませんでしたが、平成14年7月1日より一般の方にも一定の基準を満たすことにより利用可能となりました。
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■ 早期除細動の必要性 |
心室細動が起きてから蘇生できる確率は1分ごとに約7〜10%ずつ低下すると言われております。1分でも早く除細動を行うことが救命の鍵となります。より多くの人を救う為には、身近にAEDがあることが必要です。
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■ 海外、国内でのAED普及 |
欧米でのAED普及は進んでおり、2002年度には年間約25,000台のAEDが設置されています。設置場所は医療施設や救急隊はもちろん、航空機、カジノ、空港、テーマパークなど多くの人が集まる場所や家庭にも設置されています。 カナダのオヘア空港では何処で人が倒れても1〜2分以内にAEDが到着できるように設置されており、研究により約61%の蘇生成功率という報告がされています。
国内においては、以前までは医療機関および航空機、救急車、競技場の医務室などに設置されていましたが、一般の方でも利用可能となったことにより、人の集まる場所(公共施設、交通機関、遊戯娯楽施設)などに多く設置され期待されています。
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