食道に胃酸が逆流すると食道炎(逆流性食道炎)が起こり、また胸やけの症状が起こります。みぞおちから胸へかけての焼けつくような不快感がその代表ですが、いろいろな他の症状も起こります。

−げっぷ−
胃酸は酸っぱさと苦さをもった液体です。
「げっぷ」で口に逆流すると酸っぱさと苦さを感じます。しょっちゅう口まで逆流すると虫歯の原因になることもあります。

−のどの違和感−

のどにいつも何かがひっかかっている感じがするのに検査では異常がみつからないし、実際にものを飲み込む時にひっかかるわけでもない。こんな症状が出ることもあります。

−慢性の咳−

慢性の咳が続く、あるいは一般的な治療をしているのになかなか咳が治らない場合、食道への酸の逆流が原因になっていることがあります。

−胸痛−
胃酸の逆流で狭心症のような痛みが出ることがあります。その場合は水を飲むと酸が洗い流されて痛みがとれます。
−粘膜の知覚過敏−
胸やけの症状がひどい時、半分以上の患者さんには食道炎がみられます。しかし食道の粘膜が酸に対して敏感に反応する(知覚過敏)ために起こることがあります。


当院ではバリウム検査胃カメラなどを実施しております。
なかなか症状がとれない時は、気軽に相談してみてください。