乳ガンは従来欧米に多く、日本では少ないガンでしたが、
近年発生率・死亡率ともに増加傾向にあります。


この原因は、女性をとりまく生活様式の欧米化
それに伴う女性ホルモンの変化が大きくかかわっているようです。


乳ガン発生のピークは40歳代であり、他のガンと比べても発症のピークが早いので、
早期発見・早期治療
が大変重要になってきます。


(※「はい」の数が多いほど、乳ガン発生の可能性が高くなります。)

1.40歳以上 2.血縁にガン疾患にかかった人がいる
3.乳腺疾患にかかったことがある 4.妊娠未経験者
5.初潮年齢が早い(11歳以下) 6.高齢出産(初産が30歳以上)
7.早・流産のあった人 8.未婚
9.高タンパク・高脂肪の食事をよくとる 10.太っている(大柄な人)
11.閉経年齢が遅い人(55歳以上)  



乳ガンは体の表面近くにできるガンなので、
自分自身で早期に発見できる唯一のガンです。月1回自己検診をして、乳ガン早期発見に努めましょう。


日にちを決めて定期的に。月経が終わってから1週間以内がベスト。
閉経後の方は1ヶ月に1度、日を決めて行ってください。

視診は明るい部屋で行ってください。


しこりには良性と悪性があります。
 
良性
悪性
かたさ
消しゴムのよう
かたい
境界が明瞭でくりくりした感じ
不整形で境界があいまい
可動性
指で押すと、にげる
指で押しても動きにくい
○定期的に乳ガン検診をうけましょう!
基本的には「自己検診」で発見可能な乳ガンですが、やはり専門の医師による定期検診を受けておき、
二重のチェックで臨むことが早期発見につながると言えるでしょう。
○「各種健康診査のご案内」を利用しましょう!
(対象者には、誕生月にあわせて発送されます。)
○ 春日井市の乳ガン検診の流れ
1. 医療機関へ電話で予約
2. 受診
(1) 問診:結婚年齢・妊娠歴・最終月経の日など聞かれます。
(2) 視診:自然に手を下ろした状態で、医師が脇の下や乳房に異常がないか観察します。
(3) 触診:医師と向かい合った状態や、診察台に仰向けに寝た状態で診察します。
(4) [1]超音波検査(エコー)または [2]x線撮影(マンモグラフィー)のどちらか


乳腺の専門的な検査のできる病院へ速やかにかかりましょう。
精密検査が必要な人の全てが、ガンであるとは限りません。
  診断を恐れて病院への受診を拒否したのでは、検診を受けた意味がありませんので、必ず精密検査に行くようにしてください。


今回の検診では異常所見は認められませんが、
後日変化があれば医療機関に受診するようおすすめします。

1. 食生活はバランスを考える 2. 脂肪を摂りすぎないようにする
3. 高タンパク・高エネルギーに偏らない 4. 月に一回は自己検診を行う
5. 授乳はできるだけ母乳にする。 6. 肥満にならないようにする
7. 母・姉妹が乳ガンになった人は特に注意する 8. 片方に乳ガンができた人は特に注意する

春日井市健康推進課参照